
イメージ図:ピンク色に染まる空と街並み(実際とは異なります)
12月12日放送「所さんのそこんトコロ」で”全国の謎の巨大施設を大調査”ということで、宮城県の畑一帯がピンク色に染まる様子を取り上げるようです。
畑がピンク?とっても不思議な現象ですよね。
気になったので調べてみました。
一緒にみていきましょう。
夜になると 畑一面がピンク色に染まる——
そんな不思議な光景が宮城県で目撃され、SNSでも話題になりました。
その正体は、最先端の植物工場 「美里グリーンベース」。
この記事では、
- ピンク色の正体
- なぜ畑全体がピンクに見えるのか
- 美里グリーンベースとはどんな施設なのか
- 普通のレタス栽培との違い
をわかりやすくまとめて紹介します。

イメージ図:LED照明でピンクに染まった室内栽培の様子(実際の施設とは異なります)
ピンク色の正体は?
宮城県美里町の畑がピンクに染まって見える理由は、
美里グリーンベースが使用している 「LED植物育成ライト」 の光が外へ漏れているためです。
使われている光は、一般のライトとは違い、
植物の成長に必要な 赤色(レッド)と青色(ブルー)を組み合わせた特殊なLED。
この光が混ざり合うことで、
外から見ると ピンク色 に見えるのです。
とくに夜は周囲が暗いため、
工場内の光がより鮮明に目立ち、まるで “ピンクの畑” のような幻想的な風景になります。
また天候によってはLEDが空に反射して空もピンク色に染まることも。
なぜピンクに染まる?LEDの仕組みを解説
植物は成長のために光を吸収しますが、
とくに 赤と青の波長をもっとも効率よく吸収する と言われています。
赤色LED … 光合成を促進、成長を早くする
青色LED … 葉の厚みや色味を良くする、形を整える
この2つを組み合わせることで、
植物工場では 最適な育成環境を人工的に作り出すことが可能になります。
これらの光が混ざり合うと人間の目には、ピンク色に見えてしまうようです。
「美里グリーンベース」を運営している株式会社「舞台ファーム」の方によると、
普段は遮光性のカーテンを用いて直接光が漏れ出さないようにしているのですが、夏の異常な暑さからレタスを守るため天井のみカーテンと窓を開けていた日があったそうです。
当日の天候によって、湿った空気や低い雲がLEDの光を反射し、人間の目にはピンク色の光に
見えたということのようです。
つまり——
美里グリーンベースの畑がピンクに光って見えるのは、科学的にも理にかなった現象なのです。
美里グリーンベースの取り組みとは?
美里グリーンベースは、宮城県美里町にある 大型の植物工場。
施設の特徴は以下の通り:
- 太陽光とLEDの併用による栽培
- LEDを使った“光のコントロール”で高品質を安定供給
- 必要最低限の農薬や肥料を使うクリーン環境
- 天候に左右されず、一年中生産が可能
- 省エネ・効率化された次世代型農業モデル
ここで作られているレタスは、一般的な土耕栽培とは違い、虫や枯れ、旧来の植物工場にみられたスポンジなど異物混入リスクが大幅に減少。
これにより、調理加工場での歩留まりと作業効率が向上し大変評判が良いようです。
また、LEDの色や光量を調整することで、食感や甘みなどの品質をコントロールできるのも、大きなメリット。
近年、飲食店・量販店でも取り扱いが増えており、「安心して食べられるレタス」として注目されています。
普通にレタスを栽培するのと何が違う?
一般的な畑でのレタス栽培と、植物工場の栽培方法を比較すると、こんな違いがあります
*天候の影響を受けない
通常:雨・日照不足・夏の高温などで収量が左右される
植物工場:一年中、安定した品質と収穫量
*病害虫が少ない
通常:虫・病気対策として農薬が必要
植物工場:ほぼ無菌環境のため農薬ほぼ不要
*成長スピードが早い
通常:約40〜60日
植物工場:約30日ほどで収穫できる場合も
*品質の差が出にくい
通常:季節や土の状態で味に変動
植物工場:光と温度が一定のため“均一でキレイ”
*食の安全性が高い
通常:外気・虫・土が影響
植物工場:洗わず食べられるレベルの清潔さ
このような理由から、
植物工場は 未来の農業を担う技術 として全国で増えています。
こちらのレタス、どこで購入できるか気になりますよね?
東北地方のセブンイレブンや関東、中部地方の大手スーパーでも購入が可能です。
「つみたてサラダ」という名前で根っこと培地がついた状態で販売されているそうです。
実は私も何度が購入したことがあるのですが葉がとても綺麗で瑞々しく、美味しいレタスでした。
美里グリーンベースさんのレタスだったのですね。
私は冷蔵庫に保存していましたが、根と培地がついているので、軽く水をかけてあげると、1週間程度は収穫が可能で、新鮮採れたてレタスが楽しめるそうです。
もしかしたら、豆苗のように、収穫後も再度葉が出てくるかもしれませんね。
再生栽培も楽しめるなんて最高です。
今度スーパーで見かけたら購入して試してみたいと思います!
まとめ
宮城県美里町で見られる “ピンクの畑” は、
最新技術を活用した植物工場 美里グリーンベース のLEDがつくる光景でした。
- ピンク色の正体は赤+青のLEDライト
- 植物の育成に最適化された特殊な光
- 天候に左右されない次世代の農業
- テレビでも取り上げられ注目度アップ
ピンク色に染まる畑は、一見すると不思議ですが、
その裏には 最先端の農業技術と安全でおいしい野菜づくり への努力があります。
美里町を訪れる際は、
ぜひ話題の “ピンクに輝くレタス工場” をチェックしてみてください!
住所:宮城県遠田郡美里町中埣字新上戸東36番地

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